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探索13日目


Diary

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キャラクター解説

フィア＝ウィンド
　この物語の主人公。これがアタシの書く日記である以上、主人公の地位は揺るがないのだ！
　友人から預かった犬が元気を無くしてしまい、生命の力が溢れるというこの世界に来た。
フィア「おぉーっ！　ココがオルゼの街かー。すげーっ！　かっくいい街だねぇ！」

石刀火　凍檻　（いわとび　こおり）
　フィアのパーティメンバ。妙に立派な黄色いマユゲが特徴の青年。
　顔立ちは整っているけど、言葉を放つと残念でならない人。
こおり「ふむ、何やら新しい依頼も出ているようだな」

ひかげ
　フィアのパーティメンバ。小学５年生の女の子。
　何でもいいから世界一になりたいらしい。ひなたちゃんの双子の妹。
ひかげ「観光もいいけど、早く宿屋探しなさいよ！
　　　　　疲れたー！　おなか減ったー！　お風呂入りたいー！」

ひなた
　フィアのパーティメンバ。小学５年生の男の子。
　絵本作家になるのが夢らしい。ひかげちゃんの双子の兄。
ひなた「宿屋はそこの角を曲がったところに在る様ですね」

ノライヌ
　友人であるイリスから預かった犬。ダンボールで出来ている。弱っていたが、この世界に来てすっかり元気に。
　言葉を喋る事は出来ないが、実は字が書ける。
ノライヌ「わんわん！　わんわん！」

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■探索13日目の日記■

のんびりと温泉につかり、旅路での垢を洗い流す。夜はふかふかのベットで眠る。そんなオルゼの街での一晩。
そして翌朝。

フィア「ぃえーっ！　生き返った気分だぜー！」

ノライヌ「わん♪」

久々のお風呂とベットで、身も心もすっかりリフレッシュだぜ！

こおり「朝から無駄にテンション高いな・・・」

パーティメンバから白い目で見られたって、全然気にならないくらいに気分がいい。

ひかげ「・・・おはよ。なに、もう出発するの？」

ひかげちゃんが、まだ眠そうな目を擦りながら問う。

フィア「その通り！　アタシ達には野盗退治の仕事が待ってるのです！」

私は素早く身支度を整える。

ひかげ「えー、久々の街なんだし、もう少しゆっくりしてもいいじゃん！」

ひなた「せっかく新しい街に来たんですから、買い物でもどうです？
　　　　ほら、僕たちの装備も随分と痛んでますし。そろそろ装備更新の時期ですよ？」

ひかげ「買い物ね！　さっすがひなた、良いこと言うじゃない！」

フィア「買い物・・・かぁ」

私は改めて自分の装備を眺めてみた。この制服もよく見ると随分とほころんできている。愛用の魔石もボロボロだ。

フィア「う〜ん、お金もそれなりに貯まったし、今後は強敵との戦闘も多くなるだろうし・・・
　　　　よーし！　ここらでイッパツ、装備を一新しちゃおっか！！」

こおり「まぁ、いいんじゃないか？」

ひかげ「あたし新しいグローブが欲しい！　それからベルトも！」

ひなた「ひーちゃん、あくまで装備更新だよ。趣味はほどほどにね」

ノライヌ「わん！」

こうして私達は、オルゼ街のショッピングに興じるのだった。


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フィア「いやー、あそこのオムレツは絶品だったねぇ♪　まんぷく天国だよー♪」

ひかげ「あら、オムレツごときでギブアップ？　次はデザートよ！
　　　　ほら、そこの角のクレープ屋さん！　看板可愛いじゃん！」

フィア「ふっふっふ、デザートは別腹でしてよ？　それじゃ、クレープ屋さんにしゅっぱーつ！！」

ノライヌ「わんわん！　わんわん！」

気が付いたら食べ歩きになってました。
探索とは関係のないモノもいっぱい買っちゃった。


・・・でも、たまにはこういうのもいいよね？


# つづく #






ひなた「あ、こおりさん、ステキな打刀ですね。何処で買ったんですか？」

こおり「刀を打ったのは自分でだが・・・そこの角を曲がった所に、いい付加師がいたんでな。
　　　　めがね君も、装飾に魔石、しっかり買い揃えたみたいだな」

ひなた「あ、コレはひーちゃんの分ですよ。僕のは後回しでいいんで。
　　　　ところで・・・フィアさんの分は・・・どうしましょう？」

ちゃんと装備更新をしている人達も居ました。




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