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Diary |
日記の過去ログはこちら↓ http://maosuke.sakura.ne.jp/sicx/front/nikki/ ---------------------------------------------------------------------- キャラクター解説 フィア=ウィンド この物語の主人公。これがアタシの書く日記である以上、主人公の地位は揺るがないのだ! 友人から預かった犬が元気を無くしてしまい、生命の力が溢れるというこの世界に来た。
石刀火 凍檻 (いわとび こおり) フィアのパーティメンバ。妙に立派な黄色いマユゲが特徴の青年。 顔立ちは整っているけど、言葉を放つと残念でならない人。
ひかげ フィアのパーティメンバ。小学5年生の女の子。 何でもいいから世界一になりたいらしい。ひなたちゃんの双子の妹。
ひなた フィアのパーティメンバ。小学5年生の男の子。 絵本作家になるのが夢らしい。ひかげちゃんの双子の兄。
ノライヌ 友人であるイリスから預かった犬。ダンボールで出来ている。弱っていたが、この世界に来てすっかり元気に。 言葉を喋る事は出来ないが、実は字が書ける。
氷希宮 亜流 (ひきみや ある) 母校である九頭竜学園の先輩。いつも何かと頼りにしている先輩。少しお説教くさい。 フィアに学園に戻ってくるようにと連絡を入れてきた。
宿屋の息子 エスタにある宿屋の息子。 ゾンビ退治に向かったまま行方知れずとなっていた。
---------------------------------------------------------------------- ■探索12日目の日記■ アタシ達はゾンビの住まう館を越え、山間の街、オルゼへと到着した。
渓谷に作られたこの街には、石造りの建物が並んでいた。 エスタの街が古風でのんびりとした感じだったのに対し、オルゼの街は荘厳で力強い感じだ。
ひかげちゃんの問いに、ひなた君が的確に答える。さすがはひなた君、下調べもバッチリの様だ。 私達は迷うことなく、オルゼの宿屋へ到着した。
かなり広いカウンター。制服姿の店員が出迎えてくれる。
手早くチェックインを済ませる。ペット同伴OKというのは嬉しい。
こおりさんが、カウンター横の『依頼』の張り紙に気付く。
依頼の張り紙には、相手の戦力についても簡単に記載されていた。
そう、私達はゾンビ戦で痛い目に合ったばかりなのだ。
他にお客さんが居ないのを良いことに、私達はカウンターで井戸端会議を始めていた。
ふと見ると、ひかげちゃんが地団駄踏んでいる。
そんなカンジで。私達は奥の部屋へと向かうのであった。
しかし。私は足を止める。
まさかとは思ったけれど。この世界には『電話』という便利な機械は無いのかも知れない。
私は店員さんにお願いして、伝書鳩を使ってエスタの街に手紙を届けることにした。 ---------------------------------------------------------------------- 拝啓、エスタの宿屋の主人様 息子さんとは、山間の洋館で会いました。 とても元気にしていました。びっくりするくらい元気でした。 私はゾンビに負けてしまいましたが、命まで取られることは無い様ですのでご安心下さい。 息子さんも、ゾンビを倒すまではどうあっても帰る気は無い様子でしたよ。 私も近いうちにまた件の洋館を訪れる予定です。 その時にはまたご連絡致します。 フィア=ウィンド ----------------------------------------------------------------------
かぽーん # つづく #
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