日記ログTOPへ ≪探索15日目 探索17日目≫ 探索16日目 |
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日記の過去ログはコチラ↓ http://maosuke.sakura.ne.jp/sicx/back/nikki/ ---------------------------------------------------------------------- キャラクター解説 石川 実継 (いしかわ みつぐ) この物語の主人公。これはオレの書く日記だかんな。主人公でとーぜんだろ? 九頭竜学園の中等部2年生。MSBS部所属。愛称はミック。部長に騙されて?この世界に迷い込んだ。
ジョン・A・マルクス ミックのPTメンバ。MSBS部の先輩。 部活中の事故により体の大半を失い改造人間になったらしい。MSBS部ってそんな危険な部活だったの?!
大江戸 大五郎 (おおえど だいごろう) ミックのPTメンバ。MSBS部の部長。 この世界をMSBSだと思い込んだまま日々を生きる。強く生きて欲しい。
アト 自分で考え、自分で動けるぬいぐるみ。猫の天使らしいが、白ネズミにしか見えない。 ミックに自分に似通った波長を感じたらしく、憑りついた。
---------------------------------------------------------------------- ■探索16日目の日記■
最後の巨大タコが、そんな捨て台詞を吐き、戦闘は終了した。
辺りを見渡す。PTメンバは皆、満身創痍であったが・・・誰一人倒れてはいなかった。
巨大タコ3体との2連戦。辛い戦いであった。 だが・・・かつての俺達は、2匹の巨大タコにボロボロにされている。 比べて今回は、計6匹に対しての勝利。
大江戸部長に至っては、冗談を言う余力もあるらしい。 アンジニティ どうやら俺達は、この世界 に来てよりこの数日で、随分と逞しくなっていたらしい。 自分の成長を実感して、思わず拳を握りしめる。 ・・・あ。部長のセリフは本当に冗談だからね? 本気にしないでね?
何処からかひょっこりと、アトが姿を現す。 そう言えば・・・コイツだけは無傷だな。
そう、このヌイグルミは・・・俺達が死に物狂いで戦っている最中も、高見の見物をキメてやがったのだ。
うん、アトを虐めてたら少しだけ気分も晴れたぞ。
### 森と海に挟まれた小さな街、ドネスク。 数日前に訪れたフリストという街も寂れていたが、ここはそれに輪をかけて荒れ果てていた。 表通りに人影は無く、建物も荒れ放題。 僅かにある店屋に並ぶ食料も、本当に売り物なのかと目を疑うほどの貧相さだ。 アンジニティ
そもそも! ファンタジー世界の鉄則として! 冒険者の集う『街』と言えば! 市場があって、酒場があって、キレーな踊り子のねーちゃんが薄着でダンスとかしてるモンじゃねーのかよっ?! それなのにっ! ドネスクの街には踊り子どころか女性の姿すら見当たらない。
こんな世界に長居してる場合じゃねーって!
噂によると、先へ先へと進んだところに、この世界の出口があるとか。 俺達は、そんな一縷の希望にすがるしか無いのだ。
大江戸部長はまぁ問題外として。
うへぇ、マジでか?!
店屋に並ぶ不味そうな野菜や果物を眺める。 アレで食いつないでいかなきゃならんのか・・・
今さら何を言っているんだこの人は?!
言われて・・・みれば・・・・・・ # つづく #
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