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≪探索14日目 探索16日目≫

探索15日目


Diary

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キャラクター解説

石川 実継 (いしかわ みつぐ)
 この物語の主人公。これはオレの書く日記だかんな。主人公でとーぜんだろ?
 九頭竜学園の中等部2年生。MSBS部所属。愛称はミック。部長に騙されて?この世界に迷い込んだ。

ミック「ちょ・・・二人とも何てこと言うんやーっ?!
    俺がモテるのがそんなに異常だとでもぬかすかー?!」


ジョン・A・マルクス
 ミックのPTメンバ。MSBS部の先輩。
 部活中の事故により体の大半を失い改造人間になったらしい。MSBS部ってそんな危険な部活だったの?!

ジョン「非科学的だよね」

大江戸 大五郎 (おおえど だいごろう)
 ミックのPTメンバ。MSBS部の部長。
 この世界をMSBSだと思い込んだまま日々を生きる。強く生きて欲しい。

大江戸「モテたらダメだろう、キャラ的に」

アト
 自分で考え、自分で動けるぬいぐるみ。猫の天使らしいが、白ネズミにしか見えない。
 ミックに自分に似通った波長を感じたらしく、憑りついた。

アト「敵影発見! 敵影発見やでー!」

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■探索15日目の日記■

バレンタインデー翌日の晩。
日もすっかり沈み、今晩の寝床を探すべく林の中を散策していた。

ミック「ちょこーちょこー・・・俺はチョコを貰ったんやー♪」

うふふ、あはは♪

大江戸「・・・・・・。何なんだ、あのミックの腑抜けようは?」

ジョン「昨日からずっとあの調子だねぇ・・・」

夢見心地の俺を余所に、PTメンバの2人は呆れ顔を通り越して諦め顔だ。

大江戸「まさかここまで使い物にならなくなるとはな」

ジョン「まぁ、きっぱりフラれるまで・・・あと数日の辛抱だよ」

何だろう、スゴく不吉な物言いをされている気がする。

アト「おーい、みんなー! 敵影発見! 敵影発見やでー!」

そんな時だ。哨戒任務についていたアトが、今日も警笛を鳴らす。
闇夜の強襲というヤツだ。

ミック「敵だぁ? モテモテのこの俺に死角はないぜっ! コテンパンにしてやらあ!」

俺は勢い勇んで飛び出した!

アト「本日の敵は、巨大タコが3体でございます」

キラーオクトパスA「食わせろ」

キラーオクトパスB「吸わせろ」

キラーオクトパスC「しゃぶって・・・みるか・・・?」

巨大な触手の化け物が3体、闇夜に紛れて這い寄ってくる。

 
 ――ぞくぅ!!


何だろう、思い出してはいけない過去が、俺の脳裏に浮かびそうに・・・

                                           APSALUSU
大江戸「何だ、以前ミックの貞操を奪った巨大タコ じゃないか」

ミック「奪われてねーよ!!」

ジョン「前回は2匹だったけど、今回は3匹か。しかも今晩は月の無い闇夜・・・
    これはミック君も年貢の納め時かな」


ミック「ちょっとー! 笑顔で何てコト言ってるのーっ?!」

                                         N T R
大江戸「フラれENDでは飽き足らず、寝取られENDを迎えるとは・・・
    すごいな、まるでエロゲー主人公のようじゃないか」


ミック「ちくしょーっ! この戦闘は負けらんねーっ! 絶対勝ってやるっ!!
    こんなトコロで俺の人生、散らせてたまるかーっ!!」



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3時間後。

ミック「ぜぇ・・・ぜぇ・・・か、勝った・・・! 危なかった・・・!!」

危ないところだったが・・・辛うじて3人とも無事な様だ。
気が付けば、東の空に朝日が昇り始めている。

大江戸「・・・触手プレイは堪能できたか?」

ミック「堪能してねーよ!!」

って言うか、もうこの手のネタ何回目だよ?! もう十分だろ?!

アト「安心するのはまだ早いでー。
   日も変わったコトやし。新たな敵影が現れましたー!」


キラーオクトパスD「食わせろ」

キラーオクトパスE「吸わせろ」

キラーオクトパスF「しゃぶって・・・みるか・・・?」

妙に見慣れた巨大な触手の化け物が3体、這い寄ってくる。

ミック「ちょっとー?! 大タコ3体と連戦だなんて聞いてねぇよォオオ!!」

大江戸「本当に触手が好きだなぁ、ミック君は・・・」

ミック「俺が呼んだワケじゃねーよ!!」

ジョン「しかし・・・この状況は参ったな、絶体絶命のピンチじゃないか」

大江戸「ミック、お前は目立って敵を誘い出せ。その間に俺達が各個撃破する」

ミック「ちょ・・・その作戦、俺の命が限りなく軽視されてませんかっ?!」

大江戸「お前の貞操1つで尊い2名の命が救われるんだ。安いものだろう?」

ミック「いーやーだーっ!!!」

あーもうチクショー! どんな手を使ってでもゼッタイに生き残ってやるーっ!!


# つづく #



大江戸「・・・まぁあれだ。チョコがどうとか言って腑抜けてる場合では無くなったコトだけは確かだな




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