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日記の過去ログはコチラ↓ http://maosuke.sakura.ne.jp/sicx/back/nikki/ ---------------------------------------------------------------------- キャラクター解説 石川 実継 (いしかわ みつぐ) この物語の主人公。これはオレの書く日記だかんな。主人公でとーぜんだろ? 九頭竜学園の中等部2年生。MSBS部所属。愛称はミック。部長に騙されて?この世界に迷い込んだ。
アト 自分で考え、自分で動けるぬいぐるみ。 ミックに自分に似通った波長を感じたらしく、憑りついた。
大江戸 大五郎 (おおえど だいごろう) ミックのPTメンバ。MSBS部の部長。 この世界をMSBSだと思い込んだまま日々を生きる。強く生きて欲しい。
ジョン・A・マルクス ミックのPTメンバ。MSBS部の先輩。 部活中の事故により体の大半を失い改造人間になったらしい。MSBS部ってそんな危険な部活だったの?!
---------------------------------------------------------------------- ■探索9日目の日記■
綺麗に晴れた、気持ちの良い朝。 ジョン先輩は今日も元気そうだ。30cmくらいしかない身長で、ぴょこぴょこと元気に歩き回っている。 ・・・ジョン先輩がこんな姿になってしまったのは、昨日のこと。 しかし何故だろう・・・確かに昨日の出来事だったハズなのに、3週間くらい経過した気がする。 更新延期って恐ろしいよね。 おかげで、この30cmのボディもすっかり見慣れてしまった。 ジョン先輩がかつては2メートルを超す巨漢だったなんて・・・今となっては何だか悪い冗談みたいだ。
大江戸部長はいつも通り。今日も痛快な一日が始まりそうだ。 ###
哨戒任務を任せているアトが、朝っぱらから騒ぎ出した。 どうやら今日もモンスターに遭遇したらしい。 アトは空を飛べるため、哨戒任務にはうってつけと思われていた。。 敵影を素早く察知し、避けるなり回り込むなりするのが目的のハズだったんだが・・・ ・・・どうやら空を飛んでいるのが敵からもよく目立つらしく、逆に敵をおびき寄せている気がしないでもない。
・・・愚痴なんて言っている場合じゃねえ! 全長3メートルを超える巨大なタコの化け物が2体。強烈な殺気を放ちながらこちらに急接近してくる。
どうしよう、まるで勝てる気がしねー! 触手に絡まれる女の子を想像するのはダイスキなんだが、自分が触手に絡まれて死ぬのはちょっと・・・ってか誰得やねんっ?!
だがPTメンバの2人は相変わらずヤル気満々だ。 こういう時は、この2人は実に頼もしい。 ・・・って、体長30cmのジョン先輩に何を期待してるんだ俺はっ?!
俺は早々に、自分の持つ最大の技を放つことにした。 俺の最大の技・・・そう、妄想により煩悩パワーを炸裂させる、いわゆる『必殺技』である。
俺は脳内をピンク色に染めた! ・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・
下半身を中心に、力が漲ってくる。
俺は、溜まったパゥワーを一気に解放した。 HPが299回復!
そんなコト言われてもっ!
そうこうしているウチに、タコの怪物が俺めがけて襲いかかってくる。 複数の触手が、恐ろしいスピードで迫ってくる。
問答無用で触手が俺の手足を絡んでゆく・・・コノママ シヌ ノカナァ・・・
って言うか・・・俺の死に際、最後に聞くセリフがソレ?!
ちっくしょー! コイツら、好き勝手言いやがって!! 俺は朦朧としていく意識のなか、懸命に触手を脳内で女の子の腕に変換しようとしていた・・・ 女の子の・・・細くて・・・ 柔らかくて・・・あったかくて・・・ ヌラヌラしていて・・・ ・・・あかん、やっぱ無理。 俺は今まさに、意識を失って―――
その時だ! ジョン先輩の必殺技が炸裂! ミサイルのような体当たりで、俺に絡みついていたハズの巨大タコを吹っ飛ばした!
恐ろしいことに・・・ 身長30cmのジョン先輩が・・・巨大タコを倒してしまった!
気が付けば、もう1体の巨大タコも倒されていた。 どうやらジョン先輩の縦横無尽の活躍によるものらしい。 ジョン先輩が底知れないのか・・・ それとも俺が無力なのか・・・ ちくしょう! 世の中、理不尽なことばっかりだ! # つづく #
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