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探索4日目


Diary

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■探索4日目の日記■

 アンジニティ
こんな世界 に迷い込んで・・・最初に訪れたのは、奇怪な動物に襲われるというイベント。

巨大蒲焼A「ウゴ・・ルヨウ・・・・タイミ・・・・・タイン・・・ガ」

巨大蒲焼B「・・・ケ・・・・・ニナッ・・・・ヲシリ・・・・・ダ・・」

それは巨大でぬめぬめとした、妙に頭ばかりが大きな赤黒い生き物だった。
正にこの世のものとは思えない怪物だった。エイリアン・グレイの方がなんぼかマシな外見をしている。
臭いだけは・・・妙に香ばしい。

ミック「オレタチもうダメやーっ! このまま死ぬんやーっ!」

俺は、すっかり正気を失っていた。
こんな怪物相手に、生身でどうしろって言うんだ?!

人魚「あらこんにちは。貝食べる?貝」

・・・なん・・・・・だと?!

不意に、視界に可愛い女の子の姿が。
オカシイ。俺は赤黒い怪物2体を相手にしていたハズだが。
いよいよ頭がオカシくなって幻覚を見ているのか?!

人魚「あ、あげてもいいんだからねっ!」

ミック「うおーっ! もうこの際 幻覚でも何でもええわい!
    人魚ちゃぁああぁぁぁん!!!」


この時、俺は理性から解き放たれた。

ジョン「おいミック?! 先行するな! 狙い撃ちされるぞ!!」

ジョン先輩のありがたい指摘も、既に俺の耳には入ってこなかった。

オオエド「…石川実継より意味不明の通信を受信。これを無視する。
      MS-06Mを発見。ジョン・A・マルクスに攻撃を指示、応答あり」



###



ミック「―――はっ?!」

気が付いたら、いつの間にか戦闘は終了していた。

ミック「人魚は? 俺の人魚ちゃんはっ?!」

オオエド「MS-06Mなら[00:01]にジョンが撃墜――」

ジョン「ゲフンゲフン! 人魚には逃げられたようだね。残念ではあるが」

オオエド部長の言葉を遮るように、ジョン先輩が答えてくれた。

ミック「そ、そうか・・・人魚ちゃん、逃げちゃったのか・・・」

足元に妙に大きな焼き魚が転がっていたが、きっとコレは関係ないのだろう。
PTメンバの優しさが目に沁みるぜ。

かくして。我ら『ちーむ九頭竜学園』は、初戦を白星で飾った。
ここが本当にMSBSの戦場なのかはさておき、今後も頻繁に戦闘は行われるらしい。
生身で、化け物との戦闘を続けなければならない。
ソレは本当に恐ろしいコトなのだけれど・・・

ミック「また人魚ちゃんみたいな可愛い子に会えるなら・・・いいかな」

そんな風に思うのだった。

オオエド「殺気を感じて索敵、攻撃体勢の灰色のMSM-07を発見。
      2人とも作戦室での成長、格納庫での機体設定を怠るなよ」


ミック「うおっ?! また敵かっ?! 今回も女の子は?! おにゃのこは居るんかーっ?!」

魚人A「ギョ・・・ギョギョ・・・」

魚人B「ギョ・・・ギョギョ・・・」

その体躯は、人の背丈と同等か、それ以上。
目は閉じることが出来ないほどに盛り上がっており、肌は冷たく湿っぽい灰緑色。
肌の表面は鱗でびっしりと覆われ、指と指の間には水かきのようなものがある。

ミック「・・・って、ただのモンスターだったっ!! なにこれチョー怖いっ!!!」

こうして次なる戦闘が始まった。
敵のバケモノは相変わらず怖いけど・・・俺はこの世界で、何とかやっていけるのかも知れない。


ミック「まだ見ぬ可愛い子ちゃんを・・・俺は探すぜっ!!」


# つづく #





??「ほほう・・・妙に波長の合いそうな人間がおるな。どれどれ・・・」




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