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■探索3日目の日記■
開口一番に呟いたのは、そんなセリフだった。 空の色、周囲を覆う草木、生臭い風の臭い・・・何もかもが、それまで居た自分の世界とは異なっていた。
我らが部長は平然とそんなセリフをのたまう。
と、そんなバカ話をしている最中。不意に何者かの足音。 そして、聞き慣れない動物の鳴き声。 がさっ・・・ごそっ・・・ ギョ・・・ギョ・・・ギョ・・・ 恐る恐る・・・音のする方に目を向けると。 藪の中から・・・人間・・・の様でいてそうでない、不可思議な生き物が顔を出す。 その体躯は、人の背丈と同等か、それ以上。 目は閉じることが出来ないほどに盛り上がっており、肌は冷たく湿っぽい灰緑色。 肌の表面は鱗でびっしりと覆われ、指と指の間には水かきのようなものがある。 そんな、人と魚の中間のような生き物が、ずるずると近寄って来る。
俺は悲鳴を上げるしか無かった。 だって見るからにカイブツなんだもの。人魚とか魚人って、リアルで見ると本当に怖いんですね。
大江戸部長は手に木刀を持ち、まるでカタパルトから射出されたかのような勢いで飛び出した。 まさか生身で突貫ですか?! あの怪物相手に?!
ジョン先輩も続いて飛び出してしまった。
アンジニティ この世界 に着いて初めての・・・そしてイキナリの戦闘。 オレタチどうなってしまうんだろうか?! # つづく #
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