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≪探索1日目 探索3日目≫

探索2日目


Diary

■探索2日目の日記■

大江戸「MSBS部に入部しなさい」

入学式の当日、俺が耳にした第一声はそれだった。

ミック「えむえすびーえす? センパイ、なんスかソレ?」

大江戸「MSBSを知らないのかい? それはいけないな。
     今 話題騒然の、誰もが憧れるイベントだと云うのに。男の花道だぞ」


ミック「ひょっとしてソレ・・・モテるっスか?」

大江戸「それはもうビックリするほどモテる」

ミック「入部しますっ!!」

大江戸「じゃーこの用紙にサインしてね。あと捺印も」

こうして俺は、入学初日にMSBS部に入部することとなった。
・・・まぁ、騙されたワケだ。

MSBSとは、『Mobile Suit Battle Simulator』の略。
有体に言えば、人型決戦兵器がモチーフのビデオゲームである。
詳しいコトは、ENo.2466の大江戸という男に尋ねれば、懇切丁寧に教えてくれるだろう。
確かに一昔前はそれなりに流行ったゲームらしいが、最近はすっかり寂れてしまっている。

そんなワケで。MSBS部の部活としての活動も、出来ることは限られてくるワケで。
普段はダベったり、漫画を読んだり・・・まぁそんなカンジ?
それに他の部員と言えば・・・

ジョン「・・・何だ? オレの顔に何か付いてるか?」

こんな先輩とか。
ぶっちゃけムサい男ばかりだ。
せめて紅一点、マネージャの一人も欲しいと、俺は女の子の勧誘を頑張ったりもしてるんだけど・・・
どういうワケか、1度も勧誘に成功したコトはない。不思議だ。

そんな生活を、気が付いたら1年以上も続けてしまっていた。
時が経つのって早いね。恐ろしいぜ。

そんなある日。

大江戸「MSBSが再開するらしい。会場へ急ぐぞっ!!」

部長のいつもの発作である。
どこからかそういう情報を見つけては、部員を巻き込んでひと騒動する。

今日もマネージャーの勧誘に失敗して時間を持て余していた俺は、仕方なしに部長に付き合う事にした。

ミック「・・・で、部長。その会場は何処にあるんスか?」

大江戸「今日は乗り気だなミック! ようし、付いて来い!」


そして。

気が付いたら。

俺達は・・・


     アンジニティ
・・・こんな世界 に辿り着いていたっ!!!


# つづく #




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